• 平成15年度
 
 
例会・講演会案内(平成15年度)

例会学術講演会(2003.6.7)
例会学術講演会(2003.10.4)
例会学術講演会(2003.11.29)
第19回日耳鼻福井県地方部会学術講演会(2004.3.8)



日耳鼻福井県地方部会例会 学術講演会

日時
平成15年6月7日(土)
会場 福井ワシントンホテル

(演 題)
1 教育講演
「慢性副鼻腔炎における中鼻道処置の有用性」
     福井総合病院耳鼻咽喉科 木村有一先生
2 学術講演
  「慢性副鼻腔炎の病態に関する一考察」
     広島大学大学院医歯薬学総合研究科
     展開医科学専攻 病態制御医科学講座
     耳鼻咽喉科学・頭頚部外科学 教授
     夜陣 紘治先生
  up



日耳鼻福井県地方部会例会  学術講演会

日時
平成15年10月4日(土)
会場 福井新聞社ホール
主催 日耳鼻福井県地方部会/福井県耳鼻咽喉科医会

(演 題)
特別講演
「嚥下障害の診断と治療」
 福井県済生会病院
 耳鼻咽喉科 部長 津田 豪太 先生
  up



日耳鼻福井県地方部会例会  学術講演会

日時
平成15年11月29日(土)
会場 福井県国際交流会館 2F会議室

(演 題)
1 教育講演
「塀の上から見た福井のシックハウス症候群」
 福井大学 医学部
 国際社会医学講座 環境保健学領域 教授 日下 幸則 先生
2 学術講演
  「耳鼻科領域の危ない感染症」
島根大学 医学部 耳鼻咽喉科講座 教授 川内 秀之 先生
  up



第19回日耳鼻福井県地方部会学術講演会

日時
平成16年3月8日(土)
会場 福井県済生会病院 研修講堂

(演  題)
1.複障害児の金沢方式によるコミュニケーション指導
橋本かほる(小児療育センター・言語療法科) 能登谷晶子(金大・保健学科)
荒舘 宏(小児療育センター) 津田明美(同 小児科)
嘉藤秀章 堀川久美子(小児療育センター)
 1歳6ヶ月で来院した両感音性難聴、脳性麻痺、重度の精神遅滞、てんかんを合併する重複障害幼児に金沢方式(文字ー音声法)による言語指導を行い効果があった。症例の良聴耳平均聴力レベルは、85dB、矯正聴力は55dBである。文字受信語彙数が聴覚(読話)語彙数より先行した。文字、写真による発信が音声言語より先行した。多様なコミュニケーションモードの提供により得意な手段が活用されコミュニケーション活動が広がった。
2.福井県における3歳児聴覚検診アンケート調査の集計的観察

伊藤有未 高橋 昇 山田武千代 伊藤聡久 意元義政 扇 和弘 藤枝重治(福井大) 富永八千代(福井市)

 福井県の3歳児聴力健診アンケートの過去3年の集計結果から報告した。福井県では厚生労働省方式による3歳児聴力健診実施率は100%であった。精健票発行率はやや低いが、精健受診率は他県と比較して良好であった。今後もこの3歳児聴力健診を確実に実施し、高い精健受診率を維持していくためには保健師との連絡を密にし、協力を得て、保護者への啓蒙を行っていく必要がある。
3.中耳真珠腫の手術前後に上鼓室陥凹入口部が閉鎖した症例
意元義政 斎藤武久 鈴木 弟 扇 和弘 伊藤有未 河野陽子 藤枝重治(福井大)
 上鼓室陥没を伴う中耳真珠腫は日常診療においてしばしば経験する疾患の1つであるが、頻度は少ないものの経過中に陥没入口部が自然閉鎖したという報告がされているので注意が必要である。今回我々は中耳真珠腫の手術前、手術後に上鼓室陥没入口部が自然閉鎖した2症例を経験したので、文献的考察を加えて報告した。
4.当院における睡眠時無呼吸症候群への取り組み
坂下雅文(公立丹南)
 当院では、SASの検査と治療を平成15年10月から開始した。福井市内の検査施設は推定患者3,400人に対して5であるが、丹南地区は2,700人に対し当院のみである。
当院では、入院または在宅にて簡易装置を用いている。今後は職務上安全が求められる業種への検査の普及や他科との協力により生活習慣病指導に取り組んでいく必要がある。
5.当科におけるいびき・睡眠時無呼吸の診断と治療
窪 誠太 金井理絵 金子賢一(福井赤十字)
 今回我々は、平成6年から平成16年1月までにいびき・睡眠時無呼吸に対して当科で手術を行った成人16名に対して術後の満足度評価を行い、術前後にポリソムノグラフィーを行った5例について、BMIと術前後のAIの変化について調べた。60%以上の患者が術後のいびき、無呼吸、日中の眠気の改善度について満足していた。また、術後、AIが悪化していた症例もあり、適切な治療法の選択が必要と思われた。
6.当科における睡眠時無呼吸症候群への対応
金泉秀典 堀川利之 嶋田武文 津田豪太(福井県済生会)
 昨今の睡眠時無呼吸症候群に対する関心の高まりなどの社会情勢を考慮し、当科でも2003年8月より睡眠時無呼吸外来を設立し対応に当たっている。今回は2003年8月より2004年2月まで当科の睡眠時無呼吸外来を受診し睡眠ポリソムノグラフィーを行った20例を対象とし、初診時に判定可能な因子から重症度を推測する因子はないかどうかを検討した。問診の段階では家人からの睡眠時の呼吸停止の指摘の有無、昼間の眠気の有無、Body Mass Index(BMI)、上気道所見では鼻内異常所見(鼻茸、下甲介腫脹、中隔彎曲)、咽頭異常所見(軟口蓋低位)の各因子と重症度の指標としてのApnea Hypopnea Index(AHI)を比較した。各因子でAHIと有意な相関を認めたのはBMIのみであった。初診時の段階で重症度を推測する因子としてはBMIが有力なものであることが示唆される。治療という観点から考えると上気道の局所的な加療のみならず、体重のコントロールというものに重点を置いた対応が重要ではないかと考えられる。
7.慢性皮膚疾患における扁桃摘出術の効果について
扇 和弘 成田憲彦 伊藤有未 意元義政 須長 寛 伊藤聡久 武藤博之 都築秀明 山田武千代 藤枝重治(福井大)
 扁桃病巣感染症は扁桃を慢性感染病巣として、遠隔部位(皮膚、腎臓、骨関節など)に二次的に、器質的あるいは機能的障害を発症すると考えられている。1989年から2004年の16年間に、当科で口蓋扁桃摘出術を行った掌蹠膿疱症例に関して、手術が症状の改善におよぼす効果および、術後経過に影響する種々の因子について検討をおこなったので報告する。また掌蹠膿疱症以外の病巣感染が考えられる慢性疾患についても報告したい。
8.食道酸逆流(GERD)による咽喉頭症状の変化
津田豪太 嶋田武文 堀川利之 金泉秀典(福井県済生会)
 胃食道逆流症(GERD)では種々の咽喉頭症状を呈する。そして、それらは強力な胃散 抑制効果のあるPPIによって劇的な改善を認めることが最近わかってきた。そこで、 今回、胃カメラで明らかにGERDが確認され咽喉頭症状を自覚する13症例にPPIを投与 して検討したがGERDの重症度と咽喉頭所見・自覚症状ともに改善度に一定性はなかっ た。この事から、単純に逆流で直接咽喉頭が酸に暴露されて症状が惹起されていると は考えにくいと思われた。
9.甲状腺乳頭癌手術後10年以上経過後再度甲状腺癌手術を施行した症例の検討
東野正明 都築秀明 意元義政 伊藤有未 扇 和弘 武藤博之 河野陽子 藤枝重治(福井大)
 当科にて甲状腺乳頭癌に対し初回治療を行った症例 211例、他院にて初回治療を行い当科にて再発治療を行った症例 16例、計227例の中で10年以上後に再発した症例について検討した。それらは12例あり、女性及び腫瘍径が3cm未満の症例が多かった。再発部位は 10年以上後の再発では残存葉に多く認めた。甲状腺乳頭癌の長期再発例の存在をふまえ、外来での十分なフォロー及び患者教育が重要であると考える。
10.唾液腺腫瘍のカラードプラー法での評価
武藤博之、伊藤聡久、扇 和弘、伊藤有未、意元義政、須長 寛、成田憲彦、都築秀明、山田武千代、藤枝重治(福井大)
 唾液腺腫瘍の質的診断にはMRIやエコーなどが多く用いられているが、組織型までの診断はなかなか困難である。そこで今回、超音波カラードプラを用いて血流分布、流速などを評価し組織型を診断した。良性悪性については100%、組織型に付いては12症例中10症例で正診を得た。嚢胞を形成し画像による質的診断が困難な症例についても診断可能であった。唾液腺の質的診断には超音波カラードプラ法は有効である。
(教育講演)
  「UCLAでの留学経験を生かして (研究と臨床)」
福井大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頚部外科学講師 山田 武千代先生
 
  up

>