• 平成18年度
 
 

例会・講演会案内(平成18年度)


日耳鼻福井県地方部会例会 学術講演会(2006.6.17)
日耳鼻福井県地方部会例会 学術講演会(2006.12.2)
第22回 日耳鼻福井県地方部会学術講演会(2007.3.10)


日耳鼻福井県地方部会例会  学術講演会

日時

平成18年 6月 17日(土) 16:30〜18:30

会場 福井商工会議所

(演 題)
1 教育講演
「急性低音障害型感音難聴の対する薬物療法について」
     講師  真生会富山病院 
             副院長 真鍋 恭弘先生
2 学術講演
  「側頭骨の画像診断」
     講師  岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科  耳鼻咽喉・頭頚部外科
                   教授 西崎 和則先生
        
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日耳鼻福井県地方部会例会  学術講演会

日時

平成18年 12月 2日(土)

会場 福井県国際交流会館

(演 題)
1 教育講演
「耐性菌に対する治療戦略〜難治性反復性急性中耳炎:耐性肺炎球菌〜」
     講師  福井済生会病院 耳鼻咽喉科頚部外科 
             永田 理希先生
2 学術講演
  「小児滲出性中耳炎の年齢による治療方針」
     講師  長崎大学大学院医歯薬学総合研究科(耳鼻咽喉科)
                   教授 高橋 晴雄先 生
        
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第22回日耳鼻福井県地方部会学術講演会

日時

平成19年 3月 10日(土)

会場 ユア−ズホテルフクイ 2階桜の間


(演  題)
1.自家骨を用いた乳突蜂巣形成術
金子賢一(福井赤十字), 金丸眞一(京大耳鼻科), 岸本正直, 金井理絵, 伊藤有未(福井赤十字)
 乳突蜂巣が形成され中耳ガス交換能が得られれば中耳炎再発予防や聴力改善が期待される。我々は自家骨を用い乳突蜂巣形成術を行ったので報告する。乳突蜂巣の発育が悪い中耳真珠腫患者4名に対し段階的鼓室形成術の初回手術時に乳突蜂巣削開後の腔内に自家骨片を立体的に配置し、さらに乳突腔体表側の皮質骨壁再建、外耳道後壁の硬的再建を行った。術後は全例で乳突蜂巣様の含気腔の増大がみられ、鼓膜陥凹はなく聴力の改善を認めた。乳突蜂巣が発育不良な中耳炎に対しては、鼓室形成術と同時に乳突蜂巣形成術を行うことで治療成績の向上が期待される。
2.人工内耳装用児の聴覚活用及び言語発達の経過

富永八千代, 〇林 喜代美(富永医院), 松村万里子(県立聾学校),山田武千代(福井大)

 人工内耳挿入前より、言語訓練を行っていた幼児3例について、聴覚・言語の獲得経過と特徴を報告した。聴覚活用及び言語発達の経過には個人差はあったが、声も良くなり、言語発達は促進された。発達障害を有する児も、聴覚が活用され、発達が促進された。経過は術前の認知、言語発達に左右され、術前の、身振り・手話の理解は言語発達に有効で、術前より、補聴器装用による聴覚活用や言語指導は必要である。
3.耳小骨奇形手術症例について
山田武千代, 管野真史, 冨田かおり, 鈴木 弟, 小嶋章弘, 木村有一, 藤枝重治(福井大), 富永八千代(富永医院), 滝元 徹(滝元医院)
 
4.鼻腔に発生した上皮筋上皮癌の1例
小嶋章弘(福井大), 今村好章(同 医学部附属病院病理部),藤枝重治(福井大)
 上皮筋上皮癌epithelial-myoepithelial carcinomaは、特徴的な病理組織所見を示す低悪性癌である。発生頻度は比較的稀であり、耳下腺を含めた唾液腺に報告が散見される。今回我々は、鼻副鼻腔に発生した上皮筋上皮癌の1例を経験したので報告する。症例は57才男性で、生検の結果上記診断となり、放射線療法、動注化学療法、手術療法の三者併用療法を行った。初診から4年1か月を経過し、局所再発は認めないが、遠隔転移巣を認める。現在外来通院中である。
5.黄砂による花粉症への影響
鈴木 弟(福井大学), 高橋 昇(福井総合), 小嶋章弘, 大澤陽子, 山田武千代, 藤枝重治(福井大)
 
6.当科における下咽頭頸部食道癌の統計的考察
菅野真史, 木村有一, 須長 寛, 杉本千鶴(福井大),  藤枝重治(福井大), 斎藤 等(福井医療短大) 
 
7.脳性麻痺の小児に対して施行した誤嚥防止目的の手術2症例
冨田かおり, 須長 寛, 藤枝重治(福井大)
 
8.反回神経麻痺を生じた上皮小体血腫例
岸本正直, 金子賢一, 金井理絵, 伊藤有未(福井赤十字)
 54歳女、右急性声帯麻痺。甲状腺右葉下極背側に嚢胞状病変を認め、穿刺液intact PTH高値、血中カルシウム、intact PTH正常値。摘出病理組織は大部分が器質化血腫で、壁の部分は拡張、肥厚した静脈様、周囲に菲薄化上皮小体組織を認めた。また病変へ流入する血管と考えられる静脈の横断像も認めた。上皮小体内の静脈が瘤状になった病変が急速に拡張し、反回神経麻痺を来たし、内部に血腫を形成したと考えられた。
9.原疾患が不明な嚥下障害治療の困難さ
津田豪太, 坂本雅之, 杉本寿史, 永田理希(福井済生会), 須長 寛, 藤枝重治(福井大), 斎藤 等(福井医療短大)
 当科では難治性嚥下障害症例に対し積極的に外科的治療で対応しているが、必ずしも全例に満足できる結果は得られていない。その原因として、術者の未熟さや治療計画の誤り、栄養管理不足、術後の体力や意欲の低下などもあるが、最も多いのは紹介元での診断の誤りであった。正確な病気診断がなければ治療効果は低下するので、前医からの詳細なレポートを求めることや、合致しない病態がある時には精査をすすめる必要があると思われた。
 
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